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今週のロレックス情報 新作ディープシー チャレンジを実機でチェック

2022年11月に突如発表された“ディープシー チャレンジ”。歴史的偉業に同行した試作モデルを進化させた話題の新作を、実機を使って徹底チェックを行った。早速、気になるディテールを見ていこう。


ディープシー チャレンジとは?

DEEPSEA CHALLENGE
Ref.126067


直径50mmの大型ケースにディープシーでも採用されたリングロックシステムを搭載することで、水深1万1000mの防水性能を実現したハイスペックダイバーズ。ロレックスとしては初のチタン製モデルで、外装パーツにはグレード5チタン合金であるRLXチタンを使用しており、試作モデルより30%の軽量化を達成している。ムーブメントは2020年登場の3針キャリバー3230を搭載する。



ミドルケース

チタン製ケース リューズ ヘリウム排出バルブ
初のチタン製大型50mmケース。軽量かつ変形や耐蝕性に優れたグレード5チタン合金“RLXチタン”を採用し、全面にはサテン仕上げが施され、ケースエッジとリューズガードはポリッシュ仕上げになっている。 ケース同様、RLXチタン製のリューズ。王冠マークの下に刻まれる3つのドットは、三重の密閉構造を持つトリプロックを意味し、素材によってデザインが異なる。本リューズはチタン製を示す新デザインを採用。 ミドルケースにはロレックスが1967年に開発・特許取得したヘリウム排出バルブを装備。飽和潜水時、時計内部に溜まったヘリウムを自動的に排出する安全弁で、シードゥエラーとディープシーにも採用されている。




リングロックシステム

窒素合金スチール製耐圧リング ドーム型サファイアクリスタル RLXチタン製バックケース
ロレックスが特許取得したケース構造“リングロックシステム”の中核をなす窒素合金スチール製の耐圧リング。 リングロックシステムを構成する厚さ9.5mmのサファイアクリスタル。巨大な水圧に耐えるためドーム型になっている。 チタン製の裏ブタには地球最深部への歴史的潜水を記念して“Mariana Trench”と“23-01-1960”、“26-03-2012”が刻まれる。




ブレスレット

バックル エクステンションシステム RLX TITANIUM
装着時の安全性を高めるセーフティキャッチ付オイスタークラスプを備えたチタン製ブレスレット。サテン仕上げが全面に施される。 2mm刻みで最大20mmまで調整可能なグライドロックと、26mmの延長が可能なフリップロックエクステンションリンクを装備。 バックルの中板にはグレード5チタン合金であるRLXチタンを示す“RLX TITANIUM”の刻印が入る。




ダイヤル

ブラックダイヤル クロマライトディスプレイ
艶感を抑えたマット仕上げのブラックダイヤル。2012年の試作モデルに採用されたカレンダー表示は搭載されていない。 指針と各アワーマーカーには、長時間継続する独自の夜光塗料“クロマライト”が塗布されており、暗所ではブルーの光を放つ。




専用ボックス

内箱 外箱
フタ部分には裏ブタの刻印と同じデザインが施されており、中央には王冠マークとロレックスロゴ、モデル名、防水表記が入る。 専用の内箱に冊子やパスケースを入れるためのポケットがないため、外箱の底部分にそれらを収納する窪みが設けられている。




まとめ

突然の発表で大きな話題を集めたディープシー チャレンジ。ロレックス最大の50mm径ケースや外装パーツへのRLXチタンの採用など、ロレックスの新たな挑戦とも言えるモデルだ。流通に関しては、毎年春に発表される新作と異なり、発表とほぼ同時期に販売が始まった。気になる実勢価格は、国内定価309万3200円に対して約1.8倍の550万円程となっている。(2023年2月)
また、ロレックス初のフルチタンモデルの登場により、今後の他モデルへのRLXチタン採用が期待される。






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