ROLEX Info of the Week
今ロレ
今週のロレックス情報
フルチタン仕様ヨットマスター42実機チェック
ヨットマスター42
Ref.226627
2023年の新作として登場したヨットマスター42のチタンモデル。ロレックスのラインナップとしてはディープシー チャレンジ(2022年11月発表)に続き、2作目となるチタンモデルのディテールをチェックしていこう。
ミドルケース&ブレスレット
外装パーツにはロレックス独自のグレード5のチタン合金“RLXチタン”を使用する。軽量かつ変形や腐蝕に対して高い耐性を備え、表面にはテクニカルサテン仕上げが施される。また、ブレスレットのリンクパーツにはセラミック製インサートを備える。
リューズ
RLXチタン製のトリプロックリューズを備え、王冠マークの下にはチタン製を示す“ドット・ダッシュ・ドット”マークが入る。ケース側面はより筋目が際立つサテン仕上げが施されており、リューズガードはポリッシュ仕上げ。
バックル
セーフティキャッチ付きのRLXチタン製オイスターロッククラスプを装備。表面はブレスレットと同じテクニカルサテン仕上げが施されており、内部には約5mmの延長を可能にするイージーリンクを備える。
ベゼル
マットブラックのセラミック製インサートを備えたRLXチタン製両方向回転ベゼル。ヨットマスターを象徴するレイズド仕上げされた数字と目盛りには、ポリッシュ仕上げが施される。
ダイヤル
ベゼルインサートとコーディネートされたマットブラックダイヤルを備え、18KWG製の指針とインデックスには最適化されたクロマライト夜光が塗布される。
シリーズ初のチタンモデルとなったヨットマスター42(Ref.226627)は、従来のイメージを払拭する硬派なスタイリングが魅力。さらに、フルチタン製ということもあり驚くほど軽量である。ムーブメントは、新世代のカレンダー付きムーブメントCal.3235を搭載する。また、現在、チタンモデルの外装仕上げはスイスでしかできないため、着用時には注意が必要だ。
まとめ
ウォッチズ&ワンダーズ2023では新型デイトナに注目が集まったが、意外性という意味ではヨットマスター42(Ref.226627)だろう。軽量で機械的強度や耐蝕性に優れるチタン合金をダイバーズモデルではなく、ラグジュアリーマリンをコンセプトにするヨットマスターに採用することで、同シリーズのリブランディングが図られているのではないだろうか。国内の二次流通市場へ出回り始めたのは2024年に入ってからだったが、当時は世界的にディープシー チャレンジのような特別モデルとして扱われており600万円超えるプレミアム価格になっていた。現在(2024年10月)では380万円まで相場が下がってきているが、ウォッチファン編集部では本モデルはレギュラーモデルという認識のため、流通量が増えればさらに実勢価格も落ち着いてくると考えている。
このコーナーで取り上げてほしい話題などありましたら、
こちらまでメールください。 お待ちしております。